株式会社 戸田建設|OMソーラーのしくみ|北海道帯広市、OMソーラーの家・注文住宅・エコハウス・自然素材・木の家

Toda Style.com


OM Solor House
株式会社 戸田建設

IMG_0004.JPG

| HOME | OM solar |

Last updated 2010-01-26

地球温暖化や灯油価格の高騰などが問題化する中、自然エネルギー利用に対する関心が高まっています。太陽のエネルギーを利用する「ソーラー」もそのひとつです。ソーラーというと、太陽光発電をイメージする方が多いのですが、OM(オーエム)ソーラーは違います。
太陽光発電は、「太陽光」を機械装置で電気に変換するハイテクです。それに対してOMソーラーは、「太陽熱」で外気を暖めてその空気を床下に送り家全体を床下から温めたり、水からお湯をつくったりして太陽を利用するシンプルなしくみのローテクです。夏にエアコンで低い温度を求めたり、冬に薄着でいられるような暖房システムではなく、夏は夏らしく、冬は冬らしく過ごしながら、ほどほどの温かさ、涼しさを得ようというのがOMソーラーの理念です。



fuyu_hiru.jpg天気のよい冬の日

軒先から取り入れられた新鮮な外気は、屋根面に降り注ぐ太陽の熱で暖められます。そして、その暖まった空気は床下に送られます。床下へ送られた空気は、基礎のコンクリートを温めながら、室内へ微風となって出てきます。熱を蓄えたコンクリートは、夕方以降は、ゆっくりと放熱して建物全体を床から温めます。OMソーラーシステムが稼働している間は、常に新鮮な外気を室内に取り入れています。北海道十勝の場合は、太平洋側に位置しているので、冬は晴天に恵まれる日が多いので、冬でもOMソーラーは働きます。ただ、12月から3月中頃までは、気温によって、別の暖房機械と併用して足りない分を補います。

音声付き動画へLinkIcon


fuyu_yoru.jpg冬の日の夜、天気の良くない日

太陽を熱源にしているので、お天気に左右されるのがOMソーラー君。天気の悪い日には、稼ぎも悪いし、日が傾くとすぐに寝てしまいます。OMソーラー君の稼ぎだけでは暖かさが足りないときは、別の暖房器具で足りない分を補います。ただ、その場合でも、OMソーラーによって建物全体が少しでも暖められ、コンクリートに蓄熱されていれば、その分、暖房に使うエネルギー量が少なくて済みます。

音声付き動画へLinkIcon


natu_hiru.jpg春・夏・秋のOM

春から秋にかけて、太陽の熱を利用して「お湯採り」ができます。「お湯採り」とは、熱い空気がハンドリングボックス内のお湯採りコイルの中を循環する不凍液を温め、温まった不凍液を貯湯槽へ循環させて水を温めるしくみです。春と秋は、お湯採りをしながら、室内を暖めることができます。夏は、お湯採りしたあとの空気は、排気ダクトから外へ出します。屋根面の下を強制排気すると、排熱された量に比例して、室内に入りこむ日射熱を減らすことができます。お湯採りは、地域によって差がありますが、春から秋にかけて30~50℃のお湯が1日約300リットルとれます。冬でも20℃弱のお湯がとれるようです。お風呂やシャワーに太陽の熱が使えて、すごく経済的だと喜ばれます。

音声付き動画へLinkIcon


natu_yoru.jpg暑い夏の夜

夏の晴れた日の夜は、放射冷却によって屋根が冷えます。この放射冷却を利用して、少しでも温度の下がった空気を室内に取り込む「夜間外気取り込み」が有効です。「冷房」とまではいかないものの、自然を活かした工夫です。十勝地方では、この機能が、他に比べて、うまく機能するようです。

音声付き動画へLinkIcon


yane.jpg屋根が集熱面

OMソーラーは、軒先にある吸気口から新鮮な外気を取り入れます。
屋根の仕上材の下は、空気の通り道になっています。ここを通るときに、外気は太陽によって暖められます。
そして、強化ガラスの載った屋根面の下を通ることによって(この部分は、温室のような働きをする部分)さらに、外気は暖められます。下の写真の丸い穴から、屋根面で暖められた空気が取り入れられます。


画像 012.jpg画像 023.jpg
画像 025.jpg画像 008.jpg
画像 043.jpgIMG_0001.JPG


handling.jpgOMの心臓「ハンドリングボックス」

ハンドリングボックスと呼ばれる箱が、暖められた空気を制御しながら、室内へと送る、心臓のような働きをします。
ここには、空気を動かす動力となるファンと、空気の流れる方向を決める小さなダンパーモーターが2つ。そしてお湯採りをする場合は、熱交換をするコイルが収められています。
自立型と呼ばれる太陽光発電でうごくハンドリングボックスの場合は、屋根に小さな発電パネルが設置されます。一枚がハンドリング用。他の2枚は、お湯採りの不凍液を循環するポンプに使用されます。
冬のソーラー運転の時には、集熱面で暖められた空気は、床下に送られます。夏は、お湯採りしたあと、外部に空気を出します。


IMG_0010.JPG画像 041.jpg


yuka_t.jpg床下暖房方式とOMソーラー

基礎断熱工法で作られた住宅の床下空間に暖房機を設置して床下から室内を暖房するシステムを「床下暖房」といいます。
暖房機は、灯油ボイラーを熱源とする温水放熱器やファンコンベクターを使う方法、オール電化による電気蓄熱暖房機を用いる方法等があります。
当社では、「床下暖房」の住宅を数多く手掛けています。
床暖房パネルによる暖房の違いは、床面の暖かさの感じ方だと思います。床下暖房の暖かさは、やわらかい暖かさ、床暖房パネルの暖かさは直接的な暖かさといった表現ができます。
空気の流れを大切にする床下暖房方式は、OMソーラーシステムと共通する部分が多くあり、当社では、OMソーラーシステムと床下暖房方式を併用したオリジナルのシステムを構築しています。
空気の流れを読むことは、とても重要です。
私達は、風の流れ、空気の流れ、空気の質を大切にしています。


画像 003.jpg画像 017.jpg
画像 019.jpgIMG_0011.JPG


technology1_img01.jpgOMソーラーとパッシブ換気

建築基準法の改定によって、機械換気の設置が不可欠になってしまいましたが、自然換気は、故障の心配もなく動力費もかからないので、最もパッシブな方法です。
当社ではいち早く、北海道生まれの技術である「パッシブ換気システム」を採用しています。
パッシブ換気は、住宅内外の温度差を利用し、室内の暖かく軽い空気の浮力を動力源とする計画換気で、従来の「隙間」や「外壁のレジスター換気口」による成り行きの自然換気とは違うもので、高気密・高断熱住宅で可能な換気です。
しかしながら、冬季間は有効に働きますが、内外温度差が少ない夏季には、換気量が低下してしまいます。夏は窓を開けることが多いと考えると
夏の換気も十分確保できると思われますが、現在は、法的な規制のために、他の換気方式と併用して設置しています。
給気口を地中埋設型とすると、クールチューブと同じ働きで、地温により夏は冷やされた、また冬季は、暖められた空気が供給されます。
OMソーラーは、太陽の熱で暖められた外気を、床下から給気する、第2種換気と考えることができます。パッシブ換気も、床下から外気を取り入れ、建物頂部の排気筒から排気するので、OMソーラーと相性が良いのではと考え、OMとパッシブ換気を併用して用いています。


画像 014.jpg画像 018.jpg
画像 001.jpg画像 013.jpg